衝撃試験 シャルピー衝撃強さ

概要

シャルピー衝撃試験は、物体に高速で負荷を加えたときの抵抗を測定する試験です。試験片の固定方法が異なるためアイゾット衝撃試験より広い範囲に適用できます。
プラスチックの衝撃特性、ぜい性、じん性を評価することに広く使用されている方法です。

試験方法と測定例

原理

振り子状のハンマーを試料に打ち付け、試料衝突後のハンマー振り上がり角度から吸収エネルギー(J)を測定し、シャルピー衝撃強さ[kJ/m2]を求めます。

仕様

装置:米倉製作所製シャルピー衝撃試験機

シャルピー試験機全景画像
シャルピー試験機試験片支持台部分画像

試験片

  • JIS K7111-1 タイプ1(長さ80mm、幅10mm、ノッチの形状A)

用語

シャルピー衝撃強さ計算式

用途

プラスチックの耐衝撃性の評価

規格例

JIS K7111-1 「プラスチック-シャルピー衝撃特性の求め方-第1部:非計装化衝撃試験」

ISO179-1「Plastics - Determination of Charpy impact properties – Part1:Non-instrumented impact test」

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