衝撃試験 ダート式衝撃強さ

概要

プラスチックの薄いシートやフィルムが衝撃を受けると破れることがあります。ダート衝撃試験はダートを落下させて材料の破壊を評価する方法です。半球状の頭部をもつダートと数種類のおもりの組み合わせが可能です。

試験方法と測定例

原理

試料の上にダートを落として破壊させ、衝撃破壊質量を求めます。

特徴

厚さ1mm以下のプラスチックフィルム及びシートの耐衝撃性を評価できます。

仕様

  • A法 破壊質量:ダート直径38mm、落下高さ:0.66m
  • B法 破壊質量:ダート直径50mm、落下高さ:1.5m

試験概略

ダート試験機全景画像
ダート衝撃試験
ダート衝撃試験概略図
試料クランプ部画像

用途

プラスチックフィルム及びシートの耐衝撃性の評価

サンプルサイズ

200mm角 厚さ1mm以下 30枚

規格例

JIS K 7124-1 「プラスチックフィルム及びシート-自由落下のダート法による衝撃試験方法-第1部:ステアケース法」

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