衝撃試験 デュポン式衝撃強さ
概要
プラスチックや塗膜が衝撃を受けると割れたり破れたり剥がれたりすることがあります。デュポン式衝撃試験は撃ち型と受け台に挟んだ試料に対しておもりを撃ち型に落下させて、材料の損傷を評価する方法です。数種類のおもり、高さの組み合わせが可能です。
試験方法と測定例
原理
撃ち型と受け台の間に試料を挟み、おもりを撃ち型の上に落とし、試料の損傷を目視で調べます。
特徴
-
撃ち型の先端半径は6.35mmです。
-
おもりは300g、500g、1000gの3種類から選ぶことができます。
測定範囲
-
おもり落下高さ:10~100cm
-
撃ち型半径:6.35mm
測定例

用途
塗膜の耐衝撃性の評価
サンプルサイズ
サンプル200mm×100mm
規格例
JIS K 5600-5-3 「塗料一般試験方法-第5部:塗膜の機械的性質-第3節:耐おもり落下性」
お問い合わせ CONTACT
当社へのご相談・ご質問がございましたら、お気軽にこちらからお問い合わせください。
WEBでのお問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
- 営業部(東日本)
- 03-5462-7051
- 営業部(西日本大阪)
- 072-977-2065
- 営業部(西日本名古屋)
- 052-726-8392
関連試験のご紹介
衝撃試験 シャルピー衝撃強さ
振り子式衝撃試験の一種で、試験片の両端を支え、中央に振り子を衝突させ、靭性を測定します。
JIS K 7111、ISO 179などの規格に対応しています。
- 規格・試験法
- JIS K 7111 ISO 179
振り子式衝撃試験の一種で、試験片の片側を固定し、もう片側に振り子を衝突させ、靭性を測定します。
JIS K 7110、ISO 180などの規格に対応しています。
- 規格・試験法
- JIS K 7110 ISO 180
衝撃試験 落球式衝撃強さ
落錘式衝撃試験の一種で、規定高さから鋼球を落下させ、靭性を測定します。
50%破壊エネルギー、50%破壊高さを求めます。
落錘式衝撃試験の一種で、規定高さからダートを落下させ、靭性を測定します。
ASTM D 1709、JIS K 7124などの規格に対応しています。
- 規格・試験法
- ASTM D 1709 JIS K 7124