分析サービスのご案内:水分吸脱着測定、カールフィッシャー水分測定

分析サービスのご案内:水分吸脱着測定、カールフィッシャー水分測定のご案内

今月は水分吸脱着測定、カールフィッシャー水分測定についてご紹介させていただきます。

水分吸脱着測定

 水分吸脱着測定は重量法により、様々な物質の水分吸脱着量をリアルタイムに測定する試験です。
 電子材料に使用されるプラスチック材料および製品では、環境からの吸湿および拡散により取り込まれる水分が素子の作動に不具合を引き起こす場合があることから、材料の吸湿特性を把握するために非常に有効かつ重要な試験となります。
 装置に内蔵された超精密天秤(分解能0.2μg)を使用し、設定された温度・湿度サイクル下で装置内から取り出すことなく水分吸脱着量の測定が可能なため、水分の吸着および脱着状況を精度よく確認できます。測定対象は固体、粉体、液体になり、50~150mg程度の量で測定します。
 また、得られた水分吸脱湿挙動から水分拡散係数を算出することもでき、拡散係数を用いたシミュレーション解析を実施し、成形品中の水分分布の可視化をすることも可能です。

カールフィッシャー水分測定

 プラスチック材料および製品では、試料内に残存する水分により成形時にボイドになる、加水分解を引き起こす、などの不具合が起こる場合があることから、試料内の水分量を把握することは非常に重要です。
 固体試料のカールフィッシャー法による水分測定は、水分気化法を適用することでプラスチック製品を加熱した際に発生する水分量を測定する方法で、水分によるプラスチックの成形不良課題の解決に役立ちます。サンプル量としては、1g程度で測定します。
 住ベリサーチでは、以下の2種類の測定が可能なため、ご希望の温度に対応した水分測定ができます。
 ・標準タイプ(加熱温度300℃まで) :プラスチック製品を加熱した際に発生する水分量の定量
 ・高温タイプ(加熱温度1,000℃まで):無機試料に含まれる化合水の定量

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