ガス透過度測定 差圧法によるガス透過度
概要
プラスチックはガスを通す性質がある一方、工業製品の品質の要求水準が上がることで低ガス透過性が求められるとともに正確なガス透過度の把握が求められています。差圧法は、試験体によって隔てられた一方(低圧側)を真空に保ち、もう一方に所定の試験ガスを導入し、低圧側の圧力の経時変化を測定することによってガス透過度を測定する方法です。多様なガスが測定可能で、ガス種の違いによる透過度の違いを確認することができます。
※協力機関での対応となります。
試験方法と測定例
原理
試験体によって隔てられた一方(低圧側)を真空に保ち、もう一方(高圧側)に所定の試験ガスを導入し、その圧力差を推進力とすることで試験体に試験ガスを透過させます。
ガスが透過することによる低圧側の圧力の経時変化を測定することで、ガス透過度を測定します。

特徴
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窒素、酸素、水素など、多様なガスの透過度が評価できます。
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ガス透過度を2日で測定できます。
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ガス透過度の温度依存性が測定できます。
測定例

用途
ガス透過度の測定
サンプルサイズ
フィルム、シート状:100mm×100mm
規格例
JIS K 7126-1 「プラスチック-フィルム及びシート-ガス透過度試験方法-第1部:差圧法」
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関連試験のご紹介
酸素専用センサーを有するモコン法装置を用い、酸素透過度を測定します。
ハイバリア試料の測定に対応します。
- 規格・試験法
- JIS K 7126-2 ASTM D 3985