衝撃試験 ダート式衝撃強さ
概要
プラスチックの薄いシートやフィルムが衝撃を受けると破れることがあります。ダート衝撃試験はダートを落下させて材料の破壊を評価する方法です。半球状の頭部をもつダートと数種類のおもりの組み合わせが可能です。
試験方法と測定例
原理
試料の上にダートを落として破壊させ、衝撃破壊質量を求めます。
特徴
厚さ1mm以下のプラスチックフィルム及びシートの耐衝撃性を評価できます。
仕様
-
A法 破壊質量:ダート直径38mm、落下高さ:0.66m
-
B法 破壊質量:ダート直径50mm、落下高さ:1.5m
試験概略



用途
プラスチックフィルム及びシートの耐衝撃性の評価
サンプルサイズ
200mm角 厚さ1mm以下 30枚
規格例
JIS K 7124-1 「プラスチックフィルム及びシート-自由落下のダート法による衝撃試験方法-第1部:ステアケース法」
お問い合わせ CONTACT
当社へのご相談・ご質問がございましたら、お気軽にこちらからお問い合わせください。
WEBでのお問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
- 営業部(東日本)
- 03-5462-7051
- 営業部(西日本大阪)
- 072-977-2065
- 営業部(西日本名古屋)
- 052-726-8392
関連試験のご紹介
衝撃試験 シャルピー衝撃強さ
振り子式衝撃試験の一種で、試験片の両端を支え、中央に振り子を衝突させ、靭性を測定します。
JIS K 7111、ISO 179などの規格に対応しています。
- 規格・試験法
- JIS K 7111 ISO 179
振り子式衝撃試験の一種で、試験片の片側を固定し、もう片側に振り子を衝突させ、靭性を測定します。
JIS K 7110、ISO 180などの規格に対応しています。
- 規格・試験法
- JIS K 7110 ISO 180
落錘式衝撃試験の一種で、撃ち型におもりを落下・衝突させ、靭性を測定します。
ASTM D 279、JIS K 5600などの規格に対応しています。
- 規格・試験法
- ASTM D 279 JIS K 5400
衝撃試験 落球式衝撃強さ
落錘式衝撃試験の一種で、規定高さから鋼球を落下させ、靭性を測定します。
50%破壊エネルギー、50%破壊高さを求めます。