試験サービスのご案内:
 X線CTによる三次元非破壊観察、X線回折測定(XRD)、動的接触角測定のご案内

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今月はX線CTによる三次元非破壊観察、X線回折測定(XRD)、動的接触角測定についてご紹介させていただきます。

X線CTによる三次元非破壊観察

 X線CTとは、試料に対して360度全方向からX線を照射して透過像を取得し、取得画像を再構成処理を行うことで、物体内部の構造を非破壊で三次元的に観察する手法です。
 高い空間分解能により、多種多様な材料・部材の微細構造観察が可能で、製品内部の非破壊観察、ボイド・異物などの欠陥検査、繊維配向性の観察などに適用できます。
 また、三次元データ解析ソフトを使用して、より効果的な画像解析も可能です。

X線回折測定(XRD)

 X線回折法とは、試料に照射したX線が、原子が持つ電子によって散乱、干渉で起こる回折を解析する測定法です。
 物質は、化合物によって原子の並びの周期性が異なります。X線の回折パターンは原子の並び方によって決まるため、X線の回折パターンを解析し、既存のデータベースと照合することで試料の同定や定量、結晶化度などを調べることが可能です。

動的接触角測定

 コーティングプロセスの最適化には濡れ性の評価が重要となります。濡れ性の評価は一般的に静的な接触角が用いられますが、コーティングプロセスの多くは動的であるため、動的な接触角が有効となる場合があります。
 液の吐出と吸引により動的な接触角(前進接触角、後進接触角)を測定する収縮拡張法という方法で、液の濡れ広がりやすさ、留まりやすさ、除去性などを評価することができます。
 このほど、住ベリサーチでは拡張収縮法が可能な設備を導入し、動的な接触角を測定することが可能になりました。

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