せん断速度 - 溶融粘度測定(キャピログラフ)

概要

プラスチックは通常、溶融状態で成形加工が行われます。溶融状態を表す指標として、最も基本的な特性は粘度です。粘度を測定する最も一般的で簡単な装置がキャピラリー粘度計です。キャピログラフはキャピラリー粘度計の一種で、速度を一定にした状態で粘度を測定します。

※協力機関での対応となります。

試験方法と測定例

原理

溶融ポリマーの毛管式流れ特性試験機で、各種ポリマーのペレット、パウダーなどの試料をバレルの中で溶融させ、ピストンで加圧しキャピラリーから流出する時の溶融ポリマーの粘度特性を測定します。

特徴

各種ポリマーの溶融流動曲線(粘度)、せん断速度-粘度特性、せん断速度-せん断応力特性が測定できます。ダイスウェルも評価が可能です。

測定例

キャピログラフでのポリプロピレン(PP)測定結果(グラフ)

用途

  • 各種ポリマーの流動特性評価
  • 加工温度条件の予測、選定

サンプルサイズ

  • 試料形態:ペレット
  • 試料量:1回の計測で30g程度

規格例

JIS K 7199 「プラスチックの流れ特性試験方法」

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