脆化温度試験
概要
プラスチックは低温環境において脆くなって破壊しやすくなることがあります。脆化温度試験は一定温度の試験槽に入れた片持ちばりの試験片に所定の打撃を与えて破壊本数を求めて50%の試験片が破壊する温度を計算で求める方法です。
試験方法と測定例
原理
プラスチックの耐寒性を評価する代表的な試験方法であり、一定温度の試験槽に入れた片持ちばりの試験片に所定の打撃を与えて、破壊個数より脆化温度を算出します。
特徴
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試験片はA形:長さ38mm、幅6mm、厚さ2mmです。
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伝熱媒体にはエタノールを使用します。温度調節にはドライアイスを使用します。
測定範囲
-
温度:-60℃~40℃
測定例

用途
プラスチックおよびゴムなどの低温における脆化温度の測定
サンプルサイズ
JIS K 6301 | JIS K 7216・6723 | |
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長さ | 32mm以上 | 38±2.0mm |
幅 | 6.3±0.3mm | 6.0±0.4mm |
厚さ | 2.0±0.2mm | 2.0±0.2mm |
規格例
JIS K 7216 「プラスチックのぜい化温度試験方法」
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