定常流粘度試験
概要
回転円板型の治具に溶融体などの液体試料を挟み、一方向の回転を加え、流れの速さ(せん断速度)が一定である状態の粘度(定常流粘度)を測定します。一定のせん断速度での粘度の時間変化や、せん断速度をスイープさせた粘度のせん断速度依存性を測定することができます。温度およびせん断速度を変えた複数の水準で、粘度の時間変化を測定することで、粘度の温度依存性、せん断速度依存性、硬化度依存性の測定できるため、樹脂流動シミュレーションで必要となる粘度(レオロジー)パラメータに必要なデータが取得可能です。
試験方法と測定例
原理
回転円板型の治具に溶融体などの液体試料を挟み、一方向の回転を加え、定常流粘度を測定します。定常流動とはある時間以降、試料を一定のひずみ速度で流動させることです。ひずみは時間の経過とともに増大します。
特徴
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一定のせん断速度での粘度の時間変化や、せん断速度をスイープさせた粘度のせん断速度依存性を測定することができます。
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温度およびせん断速度を変えた複数の水準で、粘度の時間変化を測定することで、粘度の温度依存性、せん断速度依存性、硬化度依存性の測定できるため、樹脂流動シミュレーションで必要となる粘度(レオロジー)パラメータに必要なデータが取得可能です。
仕様


試験治具



測定例

樹脂、高分子材料は非ニュートン流体であり、粘度はせん断速度に依存します。
用途
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定常流粘度特性評価(時間依存性、温度依存性、せん断速度依存性、硬化度依存性)
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樹脂流動シミュレーション用物性評価(材料パラメータ化)
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