破壊靭性(KⅠC)試験

概要

破壊靭性は、き裂やき裂状の欠陥を有する材料に、負荷が掛かった際の破壊に対する抵抗を表す指標で応力拡大係数Kで表します。破壊靭性試験はき裂のある材料のき裂の進展しやすさを評価する試験で、き裂が開口する変形モードをKと表し、その臨界点をKⅠCと言います。

試験方法と測定例

原理

き裂を有する所定の試験片形状に万能試験機を用いて曲げ及び引張の負荷を与え、き裂が進展する際の荷重を測定します。

特徴

低温、高温での試験が可能です。

仕様

装置:エー・アンド・デイ社製 テンシロン

試験機仕様

試験片

3点曲げ試験片およびコンパクトテンション試験片

測定例

熱硬化性樹脂の破壊靭性(KⅠC)試験

3点曲げ試験概略図
コンパクトテンション試験概略図
測定チャート例

【破壊靭性(KⅠC)計算式】:3点曲げ試験の場合

破壊靭性計算式
破壊靭性計算式

用途

き裂の進展しやすさの評価

規格例

・ASTM E399

・ASTM D5045

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