T形はく離試験
概要
T形はく離試験は、接着剤の剥離試験の一種で、試験時の試験片がT形になります。はく離力(はく離荷重)、移動量(変位)およびはく離中のはく離力の平均を比較することで接着体の粘着力が分析できます。
試験方法と測定例
原理
T形はく離試験片のたわみ性被着材を万能試験機の治具で掴みます。被着材の剥離が進行するように実質的な定速度で引き剥がします。
特徴
-
低温、高温での試験が可能です。
仕様
装置:エー・アンド・デイ社製 テンシロン

試験片
・JIS K 6854-3
※規格に則った試験以外にも、対応可能な場合もあります。
測定例
PETフィルムとPIテープとのT形はく離試験
試験規格:JIS K 6854-3
試験環境:23 ℃±2 ℃、50 %RH±10 %RH
試験片形状:幅25mm


用語
平均はく離力:最低100 mmのはく離(最初と最後の25 mmを除く)を記録した曲線から平均を算出します。
用途
はく離接着力の評価
規格例
JIS K 6854-3 「接着剤-はく離接着強さ試験方法 第三部:T形はく離」
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