摩耗試験 テーバー摩耗

概要

プラスチックや塗料などの高分子材料は、他の材料と接触することで傷が付いたり摩耗することがあります。テーバー摩耗試験機は摩耗輪で材料の傷の付きやすさを評価する方法です。ゴムに研磨剤を練りこんだ数種類の摩耗輪が使用可能です。

試験方法と測定例

原理

摩耗輪によって試料表面に傷をつけて試料の耐摩耗性を評価します。

テーバー摩耗概略図

特微

  • CS-10、CS-10F、CS-17摩耗輪が使用できます。
  • 荷重は2.5N、4.9N、9.8Nの3種類を選べます。

測定範囲

  • 摩耗輪:CS10、CS17、CS10F、他
  • 荷重:2.5~9.8N

用途

プラスチックの耐摩耗性の評価

サンプルサイズ

直径120mmの円板、あるいは100mm角の正方形

規格例

JIS K 7204 「プラスチック-摩耗輪による摩耗試験方法」

ISO 9352 「Plastics - Determination of resistance to wear by abrasive wheels」

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