ガスクロマトグラフィー質量分析(GC-MS)
概要
プラスチック材料に含まれる残留モノマーおよび残留溶剤は、製品の外観不良やにおいの原因となる場合があるため、これらの量を把握することは非常に重要です。ガスクロマトグラフィー質量分析(GC-MS)は、残留モノマーおよび残留溶剤を溶剤で抽出した溶液を分析することによって、これらの定量を行う方法です。質量分析装置を検出器としており未知の化合物についても同定できるため、この他にも低分子量添加剤の定性・定量を行うことも可能です。
試験方法と測定例
原理
- ガスクロマトグラフ(GC)
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主として有機物の分析に使用します。キャピラリーカラム内に塗布された液相との相互作用により、試料溶液中の各成分を分離します。
また分離した成分のピーク面積から定量を行います。
- 質量分析計(MS)
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ガスクロマトグラフ(GC)で分離された各成分は質量分析計(MS)に導入されます。
質量分析計では質量数を測定することにより、その成分がどのような化合物であるかを同定することができます。


特微
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多種多様な混合物を各成分ごとに分離・検出することにより、試料溶液の構成成分を同定することができます。
測定範囲
~300℃で気化する化合物
測定例

用途
各種プラスチックに含まれている添加剤および溶剤の定性・定量
サンプルサイズ
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液体試料:0.1mL~
溶液化および抽出前の固体試料:0.01g~
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