蛍光X線分析

概要

未知試料中の特異な元素の定性および概略定量を行うことは、試料の概要を把握する意味で非常に重要です。蛍光X線分析は、バルク試料の元素組成分析を行う方法です。

試験方法と測定例

原理

物質にX線を照射すると、元素ごとに特有の波長(エネルギー)を持つ固有X線(蛍光X線)が発生します。

この蛍光X線を分光結晶によって各波長に分離し、その波長から定性分析を行い、またその強度から定量分析を行います。

図:蛍光X線の発生原理

特微

  • 試料調製が容易で、簡単に元素の定性分析ができます。
  • FP(ファンダメンタルパラメータ)法により、標準物質がなくても元素の概略定量ができます。

測定範囲

F~U

測定例

プラスチック板の元素分析結果
プラスチック板の蛍光X線元素分析結果

用途

プラスチック、金属および複合材料中の元素の定性、概略定量

サンプルサイズ

35mmΦ

  • シート、成形品の場合:上記サイズに裁断します。
  • 粉体の場合:プレスして、上記サイズに加圧成形します。

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