紫外線フェードメーター
概要
紙や繊維などの材料に光が当たると、変色などの劣化を起こします。紫外線フェードメーター(UVFM)は、カーボンアークを光源として、紫外線、温度などの劣化因子を人工的に再現し、材料の耐光性を促進評価する方法です。促進耐候性試験機としては最も初期のものであり、本格的な試験機として1910年代末に米国で開発され、1950年代頃から繊維、包装材料などを中心に促進試験法として広まっていきました。繊維、紙関係などでは現在でも使われています。
試験方法と測定例
特徴
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強い紫外線を放射させることで、実曝露よりも促進性が高い試験を実施することが可能です。
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促進耐候性試験機としては最も初期のものであり、紙(印刷)関係や繊維関係などの耐光性分野では現在でも広く使われています。
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上記の事情から、膨大な量のデータの蓄積がなされており、新しい耐候性試験機が開発された現在でも、これまでの蓄積データとの比較の関係上、この試験でのデータの取得が避けられないところがあり、一部のお客様から根強く支持されています。


用途
屋内用途の繊維、内装材などの促進耐光性試験として使用されています。
- 対応規格例
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JIS A 1415 「高分子系建築材料の実験室光源による暴露試験方法」
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JIS D 0205 「自動車部品の耐候性試験方法」
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保有装置
- 紫外線オートフェードメーター
- U48AU スガ試験機株式会社製 1台
サンプルサイズ
基本サイズ 40mm×50mm
関連試験のご紹介
塩水の化学的作用により金属・塗膜・めっきの腐食を促進し、耐腐食性を比較評価する試験です。
- 規格・試験法
- JIS Z 2371 JIS C 60068-2-11 JIS C 60068-2-52
塩水の作用により耐腐食性を比較評価する試験です。
標準サイズの試験槽に入らない大型試料に対応します。
- 規格・試験法
- JIS Z 2371 JIS C 60068-2-11 JIS C 60068-2-52
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